デビットカードとクレジットカード
プリペイドカードと同じような感覚に陥りがちなのが「デビットカード」。
こちらも手元に現金がなくても銀行口座に残高があればその額の分だけショッピングが出来るカードです。
しかし勘違いしてはいけないのが、デビットカード=キャッシュカードだということです。
逆に言えばほとんどのキャッシュカードはデビットカードとして使用することが出来るのです。
プリペイドカードの様にあらかじめ現金をチャージしておく必要はありませんし、クレジットカードと違って後日銀行口座引き落とされるものでもありません。
多額の現金を持ち歩かなくても口座に残高さえあればキャッシュレスで高額の買い物も可能ですし、反対に残高以上の買い物は出来ないので使いすぎの防止にもなります。もちろん利用の履歴も通帳に記帳されます。クレジットカードのように入会金や年会費もかかりません。いいこと尽くめのようですが、利用者数はいまいち伸び悩んでいるようです。
1999年1月に利用が開始されたこのデビットカードのシステムですが、最近の3年間の利用者の数は横ばいが続いています。端末の設置場所(加盟店)は全国に30万箇所と決して少なくはないのですが、意外と認知度が低いことやクレジット機能(借り入れ)が無いことなどが原因でプリペイドカードやクレジットカードに押され気味です。
J(Japan)-Debitの名が示すように国内での使用しか出来ませんが、クレジットカードとは全く違った利用方法、すなわち現金決済派のキャッシュレスです。
手持ちのクレジットカードとキャッシュカード、自分の生活スタイルに応じて上手に使い分けられると良いでしょう。