投資の場面で利用されるカード

クレジットカード会社は、カード利用者を信用して、代金の支払いを一時的に肩代わりします。
すなわち、カード利用者は、カード会社に短期的にお金を借りているということに他なりません。

この簡単な事実を錯覚して、単に使えるお金が増えたと思った人々が、かつてのカード破産者達です。

逆に、短期的に低金利でお金を借りることができる手段である、ということに着目した人々もいます。

そのような方々は、カード代金の決済日までのタイムラグを利用して、株式投資などによる運用益を上げました。実際バブル期には、クレジットカードによる資金の調達は、比較的ポピュラーな財テク手段として用いられていました。

逆に言うと、バブル期の投資環境は、短期間に高利回りの運用を可能とする手段が溢れていたのだとも言えます。それでは、現在ではクレジットカードを投資目的で活用することができるような手段は存在しないのでしょうか。

実は、最近話題となっているのが、FXと呼ばれる『外国為替証拠金取引』です。平成10年の法改正によって解禁された、新しい投資手段であるFXでは、クレジットカードによる代金決済が可能です。

FXは、小額の証拠金を取引業者に預託することによって通貨間売買を行い、その取引差益を狙う投資手段なのですが、証拠金の100倍以上の取引も可能となる、ハイリスク・ハイリターンな手法です。

しかし、少ない元手で大きく儲けることができるため、最近では、株と並ぶ投資入門として人気を呼んでいるのです。