加入時の審査基準

空港で、アメリカン・エキスプレスなどの入会キャンペーンに遭遇したことはありませんか。

粗品に釣られて申込書に記入したものの、数日後「審査基準に満たないため申し訳ございませんが云々」などといった通知が送られてきて、不愉快な思いをしたことのある方も少なくないはずです。

あの『審査基準』とは、いったい誰がどういう基準で判定しているのでしょうか。

業界関係者によると、「返済能力」「保有担保」「返済意思」の3つの条件が、信用を判断する上で最も重要になるそうです。

まず、返済能力は年収や勤続年数などにより判断されます。

次に保有担保は、固定資産を所有しているかどうか。

そして返済意思は、過去のローン返済やキャッシング返済時に遅延がなかったかどうかによって判定されます。

それぞれの要素について、各クレジットカード会社独自の採点基準が設定されており、カード発行の可否が機械的に判断されることになっています。

いわゆる多重債務者やフリーターがカードを持てないというのは、信用判断の上で、返済能力に問題があると判定されるためです。
これらの判定基準以外では、加入申込書の書類の書き方で審査を落とされることもあるそうです。

筆跡が乱れていたり、文字が汚かったりした場合は、いいかげんな人物であると思われ、返済意思に問題アリという判定がなされてしまうのです。
年収も保有資産も少ない方がクレジットカードの申込みをする場合、字は丁寧に記入した方が良いのです。